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するとツンツンは思いっきりガッツポーズをした。
思いっきり過ぎて腕が自分の腹にぶつかり、地面に膝間付いている。
「大丈夫か?」
「大丈夫だ問題ない…。それよりこれで美少女三人目だぜ!!」
「三人?僕以外に美少女っていたっけ?」
「美少女には抵抗はないのか?」
「もち!」
だって僕の理想の顔だぜ?美少女に決まってるだろ!
未来は誇るようにして胸を叩いた。
まっ平らな胸を…
♂だからしかたないが。
「で?誰呼んだんだ?」
するとツンツンの頭がいつも以上に逆立ち、人差し指を未来の目の前に差し出した。
「よくぞ聞いてくれた!」
「いや、普通聞くだろ。もし『実は近所のアラフォーばばあとカラオケだぜ!』なんてだったら僕断るよ」
「そんなわけ無いだろ!まず美少女じゃないし、そんなの俺だって御免だ!」
何故か未来の胸ぐらを掴み必死に弁護するツンツン。
冗談ぐらいわかれよ…
「おいもうそろそろ離せ」
その言葉で我に返ったツンツンは、未来からすぐに手を離し軽く咳払いをする。
離してもらった未来はほどけかけたネクタイを手で綺麗に直す。
「ゴホン。すまんミラ、やり過ぎた」
「分かればいい」
「おう!で、話を戻すが一人は麒麟だ」
「麒麟ってあの『歩くエロ本』か?よく誘えたな」
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