卒業式

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『歩くエロ本』もといい間島麒麟は、学校ではとても有名である。 なんと言ってもプロポーションが人間離れしている。 その為、昔とあるツンツン頭が麒麟にはじめて会ったとき、思わず鼻血を出し大量出血で病院に運ばれた事があった。 『歩くエロ本』の語源も、この時にとあるツンツンが「な…んだ…この…歩…くエロ…本は…核兵器か…」と言ったのが原因であったりする。 「まあね、もう一人は和木さんだぜ!どっちとも俺たちと同じ学校に通うから誘えたな」 「またアブノーマルな人物呼んだな…てか和木さんって歌歌えるの?」 「分からんが可愛いからいいんじゃね?」 「簡易だな…」 軽くため息をつく。 和木さんとは本名和木秋鹿。 こちらも学校でちょっとした有名人である。 ツンツンが絶賛するほど可愛いのだが、とても無口。 言葉を出していてもメガホンがないと分からないくらい小さい。 カラオケで歌えるのかとても心配だ… 「ついでに聞くがそのほっぺたどうした?」 そう聞くとツンツンは赤く腫れたほを擦り「麒麟の胸触ったら殴られた」 ナルシストの諸君… すまんが馬鹿はいたよ…
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