第二章

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「…先輩、好き」 …スキ、すき、好き。 八乙女が俺のことを好きだって。 「俺も好き…/」 この胸の高鳴り、俺八乙女に恋してるんだ。 八乙女は俺の胸に手を当てると、 「…クスッ、すげぇドキドキしてんじゃん」 「うるせぇよ…/!、お前はしてねぇのかよ」 「してるよ、俺だってするよ」 といって俺の手をそのまま掴んで自分の胸に押し当てた。 …ドキドキ 早い鼓動、嬉しかった。 同じ気持ちなんだって、 自分でも気持ち悪いくらい口角が上がりニヤついているのを感じた。 これが一目惚れだったのかと初めて知った。
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