第二章

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「やっぱり、かわいいね先輩」 八乙女は言った。 またドキッとした。 治まれよ、 「かわいくないから、やめろよ」 やっぱり素直になれなくて、でも八乙女はそんな俺を見透かすように笑った。 その笑顔すらかっこよく見えた。 少し幼い笑顔、やっぱり年下なんだとほっとした。 なによりも嬉しかったのは、俺をサッカー無しでわかってくれる人がいる。 まだ、言葉にできないけれどなんでもわかってくれる。 何度も言うけどそんな八乙女が、 大好きなんだ。
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