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人の気配を感じた音楽室のドアの前。
ドアを開ければばそこには先輩が、
内心ドキドキしてた。
だって、ずっと会いたかった。
でも、俺の目の前にいる先輩の表情はくすんでいた。
俺の憧れで大好きな先輩の面影はなかった。
寂しそうな顔、守りたい、助けたい。
俺が支えてやりたいと、初めて思った。
こんな時頭が良くてよかったとおもった。
そうして、人の心を読むのが上手い俺はすぐ先輩の心を奪った。
やっと手に入れたよ。
…大好きな先輩を。
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