第三章

4/4

221人が本棚に入れています
本棚に追加
/27ページ
「先輩、今日は俺んち来るでしょ?」 「お前がいいなら」 先輩はまた素っ気なく俺の質問に答える。 新たに知った先輩はツンデレのようだ。 そんな事すら可愛くて仕方なかった。 「じゃあ行こうか」 俺がそう声をかけるとスポーツバックを肩に掛けてじゅんひを始める先輩。 俺はベースをかたに掛け、スクールバックを手にとった。 音楽室を出て鍵を掛ける。 何時もは一人で寂しくて暗い帰り道。 でも今日は、温かくて明るい道に感じた。 …先輩はどう思ってる?
/27ページ

最初のコメントを投稿しよう!

221人が本棚に入れています
本棚に追加