第四章

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今は八乙女と帰宅中。 さっきから胸の鼓動が止まらない。 八乙女の少し後ろを歩いて、 「八乙女、俺1人じゃないんだよね」 「なに言ってんの、先輩」 俺がいるじゃんだって。 優しい後輩なんだね、八乙女は。 「…ありがとう」 俺の精一杯の言葉。 すると八乙女は俺の手を握ってきた。 あったかい、八乙女の手。 「あったかいな、八乙女の手」 八乙女はにっと笑って握る力を強めた。
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