第一章

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サッカー馬鹿と言われ続けた俺。 とうとう高校ラストの3年になってしまった。 これまでやってきたサッカーも引退した。 今年は受験なのだからと親から言われ、先生から言われ、イライラしていた今日この頃。 いつもと変わらぬ帰り道。 微かに聞こえるギターの音。 …今日初めてであった音。 その音に釣られて歩く俺。 不思議と重い足どりが軽くなるのを感じた。 たどり着いた音楽室。 ドアの前に座り込んでそのギターの音に耳を傾けた。
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