第四章

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「まあそういうとこが可愛いんだけど」 俺の顔は見ずに前を見て歩き続けながらそういうひかる。 横顔がかっこいい、俺より大人な瞳をしていた。 初めてがいっぱいな俺。 夕日に照らさせて2人で帰るなんて、今までなかった。 自分勝手に急いだりゆっくりしたり。 でもこれからはひかるが側にいる。 1人で出来ないことが出来る。 俺1人じゃ分からないことをひかるは知ってる。 なんて考えているとひかるは立ち止まり、 「着いたよ、家」 街でも有名な高級マンション。 始めてみた。 ひかる金持ちなんだ、やけに落ち着いてるわけだ。 「はやく行くよ」 「あっ、うん」 建物に圧倒されながらもキョロキョロしながらひかるを追って歩いた。
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