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どれほどの時間がたったであろう…
マサルは冷たいアスファルトの上に倒れていた…
マサル「う…うぅ… くっ…」
目も開けれない…ただアスファルトの冷たさと… 「ツゥゥゥ~!!」と言うような馬鹿デカイ耳鳴りのような感覚だけがマサルの身体を覆う…
意識はほとんど無い中で 夢を見てるかのような世界がマサルを包みこんだ…
「ま…正美ぃ… す…すまん… ワシはァ…こ…今回…ば…かりは…ちと無理…かも…し…れん…
な…何でかの… やっと…お前にあ…会え…て…
じ…じ…仁さんらに…会えて…自分の…居場所…見つけたのにの… でもずっと…考えた…ら こんな感じ…や… 何かを…獲たら何で…何かを失うん…やろな……………………
腹の子供…の顔…見たいのぉ… 正美ぃ………………………………………………………………………
一方その頃…正美は…
ガッシャーン!!!!
「コラァお前らええ加減にせ~!!!」
辰巳派「オイッぃ!お前らもっと暴れたれや!」
正美はその暴動を目にして我が目を疑った…
正美「な…何よ!これ! 」
一瞬戸惑いながらもすぐに仁を探す!!!
正美「仁さん!!!仁さぁぁん!!! お願いです!! 仁さん呼んで下さい!マサルがぁ!!!!! 」
!!!!!!?
ふと先に目をやると遠くの車の上に乗り ぐっと腕を組み合わせ前方を睨み付ける仁の姿…
あわてて駆け寄ろと様々な物が飛び交う中…
頭を抱え体制を低くしながら小走りに向かう正美…
その姿を仁がふと捕らえ…表情を一気に変え二度目をやる…
仁「お前はマサルの!? こんなとこで何をしよんじゃぁぁあ!!!死にたいんかぁあああ!!!」
そうとてつもない雄叫びを上げ仁が駆け寄った…
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