動揺

2/8
前へ
/226ページ
次へ
 警察から、自分が重要参考人として捉えられている、それは実際の所は、最も疑わしい人物だと見られていると言うことなのだろう。球太はその事実に大きなショックを受けながら、リビングへと移動した。  そこには、昨日と同じように静香の姿があった。しかし昨日と違うのは、そこに、百合と大樹もいたことだった。この二人もまた、警察の指示により、この屋敷に留め置かれていたのだ。 「おはよう、球ちゃん」  静香がうつろな表情で挨拶をしてくる。
/226ページ

最初のコメントを投稿しよう!

253人が本棚に入れています
本棚に追加