プロローグ

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「ここには世界各地の記憶が眠っているの。例えば、これはある探偵の数多の事件」 背表紙には『シャーロック・ホームズ』とあった。 「これはある若者と馬の物語」 リベラが新たに取り出した本には『スーホと白い馬』とあった。 「言い回しが妙だが、それは作り話じゃないのか?」 「それでも、書いた者の記憶の一部である事に変わりは無いわ」 ふうん、と相槌を打った。
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