プロローグ

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「あのなぁ……、常識的に考えてみろよ。そんな事、出来る訳が無いだろ? 本を新たに執筆するにしたって、著作権ってものがあるんだ。そう易々と――」 「出来る、と言ったら?」 「はあ?」 リベラは本を開き、机の上に置いた。 「本の中に入り、結末を変える事の出来る力が、あるとしたら?」 「あんた、何言って……」 「なら見せてあげる。私の言っていることの意味を」
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