プロローグ

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リベラがそう言ってすぐに、異変は起きた。 彼女が置いた本から旋風が巻き起こる。 それは次第に大きくなり、辺りの本がそよぎ始めた。 「おい、これは一体――」 言うより早く、リベラは俺の腕を掴んだ。 「手をかざしなさい。そうしたら、目を閉じて」 訝しんだが、言う通りにした。
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