「勇者物語」

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モンスターが出てきた以上、この世界はこういうものだと、信じなければならなかった。 モンスターに勇者風の装備。 まるでゲームの世界に入り込んだみたいだ。 「――入り込む?」 ふと脳裏をよぎったのは、リベラのあの言葉。 『――だから貴方には、記憶を修正して欲しい』 もし、この世界がリベラの言う『記憶』なのだとしたら、それを修正するまで俺は元の世界に帰れない……?
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