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適当に読み流していると、アランが戻ってきた。
「部屋、取れたよ」
「そうか。しかし悪いな、俺の分の部屋代まで出してもらって」
「別に良いよ。困った時はお互い様でしょ」
アランが部屋の鍵を開ける。
誰もいない部屋のリビングに荷物を置き、すぐ横のベッドに身を投げ出した。
疲れが溶けだしていくようだ。
「……寝るか」
「そうだね、今日は歩き詰めで疲れたし」
「ああ、街の探索は明日にしよう」
「新しい装備も買わないとね。おやすみヒロシ」
「おやすみ、アラン」
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