14人が本棚に入れています
本棚に追加
しばらくすると、アランが目を覚ました。
「ふぁーあ。……あ、おはよ」
無防備に欠伸をするアランの顔が、妙に面白い。
ホテルを出て、俺達は露店を覗くことにした。
装備を新しくしたいそうだ。
「金は?」
と聞くと、
「モンスターを倒してたら結構貯まった」
とアラン。
モンスターを倒して金が手に入る……か。
「それってカツアゲ――」
「おじさん、その剣見せて!」
俺の声はアランによって完全に遮られた。
最初のコメントを投稿しよう!