プロローグ

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門をくぐり、庭園を真っ直ぐ進み、黒塗りの扉の前に立つ。 ドアノブを引くと、簡単に開いた。 「おじゃましまーす……」 建物の中は正に洋館といった感じで、天井のシャンデリアやら壁に立て掛けられた絵画やらがいかにもな雰囲気を作っている。 ホールの先に真っ直ぐに伸びた赤絨毯を歩いていくと、玄関のものよりさらに大きな扉があった。 所々に凝った紋様が有り、金が掛かっている事が容易に想像出来る。
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