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ジリリリリリリ
~♪~(アラームの音)
ベッドから起き上がった俺はすかさず携帯へと手を伸ばしアラームを止めた。自分で設定したのに妙に殺意が込み上げる。
それは心地良い眠りを妨げられてとかそういうものでは無く、俺は単純に今日という日を迎えたくなかったんだと思う。
理由は約24時間前に遡る。
俺が今日から入学する学校、霧ヶ丘超能力開発高等学校、通称霧ヶ丘は国内に5校ある超能力開発学校の一つで文字通り超能力開発を専門とする学校である。
超能力自体は2、3年前にとある科学結社によって発見され、そして普及した。
基本的に超能力は生まれつきのもので個人差が大きく出るらしい。
なので霧ヶ丘に入学する生徒は本格的に超能力開発をする前から何かしらの予兆があり、それを活用した進路を目指す人が多い。
一方の俺はというと、入学式に行った能力適性テストで100ある内の7点という全校生徒の中で恐らくビリであろう数値を叩きだした。
数値によってクラスが決められるらしいが俺はEクラス。
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