桜と咲羅(さくら)

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80以上 Aクラス 79~65 Bクラス 64~50 Cクラス 49~35 Dクラス 34以下 Eクラス 上の表を見て考えれば俺は学校の最底辺にいるわけで当然テンションが上がるはずも無く、こうして携帯を睨んでいるのである。 「さてと、入っちまったもんはしょうがねぇよなぁ」 俺は急ぐ様子も無く、ゆっくりと準備を済ませると嫌々ながら、家を出た。 学生寮なので学校までは そう遠くはない。 の、だが特別な思い入れのある桜の花が好きな俺は学校のバカでかい門の前に広がる桜並木に見とれていて時間を浪費していた。 我に返り、学校へ歩みを進めた時には既に10時を回ろうとしていた。 「やっぱり帰ろ」 そう思い先程の桜並木へ歩を進めると、一人の女子生徒がベンチに腰かけて熟睡してるのが見えた。
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