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作者(→作)
2番手は佐々木龍平君です。
どうぞ、お座りください。
龍平(→龍)
ありがとうございます。
失礼します。
作:で、最近どうなの?
元気でやってるの?
龍:まぁそれなりに。
作:そう言えば、確か、夢のために
優希をふったと聞きましたが、
その後なんか進展とかありました?
龍:ってか、そんな事はあんたが一番
知ってるんだろうが、何でいちいち
俺に聞くかな……
作:今後の作品発展に繋げたいと
思いまして……
龍:はぁ…これだからいろんな人に
愛想つかされるんだよ。
作:(大きなお世話だ。)
で、どうなのよ。
龍:(まだ聞くかこいつ……)
まぁ、私意と言えばだな、
発展はしらばくないな。
作:何で?
龍:今の優希の近くには悠がいるし、
ライブをしに東京に行けば
圭吾さんや晃さんがいるしで、
いまいち俺の出番が少ないっか…
近くにさえいまいち寄れない…
作:でも大事なことは龍平には
話してくれたんでしょ?
龍:だけど、帰ってこいって言っても
帰ってきてくれないしさ。
作:でも、脈なしじゃないでしょ?
龍:取り柄の塊みたいな優希の傍で
俺に何ができるかなんだよな。
作:優希は何でもできる子じゃ
ないと思うけど……
龍:だけどさ、一番頑張ってきた
ギターで高度なテクニックを見せ
つけられるとさすがに凹む……
作:まぁ、龍平の先生が晃ならば、
晃の先生は優希だしね。あっ…
龍:はぁ……だよな…
俺の練習量で今すぐ優希に
追い付けるかと聞かれたら
絶対に無理だもんな…
作:じゃ人一倍努力したら?
努力する人が好みだって
優希ちゃんが言ってたよ。
龍平:ってことは、
優希も努力してるって事だよな。
作:当たり前でしょ。
誰よりも努力家よ、彼女は特に。
龍:何処で練習してるんだろう…
作:入院の時は屋上で。
それ以外は海が多いよ。
龍:俺といる時は優希、
全然ギター握らないから
してないのかと思った。
作:練習してて当たり前だろうが。
まぁ佐々木君といる時は
音楽抜きで甘えたいのかもね。
龍:それは嬉しいけどさ、
過呼吸の対処とか俺知らないから…
体調の良さそうな日はさほど
思わないけど、怖いって言うか
何度見ても動揺する。
作:過呼吸はね、紙袋とかで
口と鼻をいれて回りを押さえればOK。
ただの二酸化炭素不足なだけだから。
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