運命の日

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私もその場から立ち去ろうとした時すれ違い際に囁かれた。 セナ 『私には可愛い後輩とはうつってない。一夜にこれから馴れ馴れしくしないでね。』 氷の様に冷たい声。 ビックリして振り返るとセナさんは冷めた目で私を見た。 (わかってるよ!わかってるけど馴れ馴れしくしたのは一夜先輩じゃんか…フンっ!あんまり喋ったらいけないんだ…残念!!) (残念?!私が?セナさんに後輩として可愛がってもらえない事?一夜先輩と喋れない事?) 今朝の事を思い出してまた今の事も思い返す。 (セナさんは一夜先輩の彼女だよね?セナさんとも仲良くしたかったけど…。一夜先輩には今朝会った時から釘付けにされるてるなぁ。あんなに瞳を吸い込まれる感じ今まで初めて。それに…まだ全然知らないけどもっといっぱい知りたい様な…。) 私ダメだな! セナさんと仲良くしたいより一夜先輩と喋りたい!仲良くなりたい!の方が断然大きい!! これはただ普通に先輩、後輩としてだけなのだろうか…。
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