534人が本棚に入れています
本棚に追加
隣の車両に一夜先輩とセナさん。
(嫌なの見ちゃった。早く駅つかないかな…)
自分が降りる駅に着き早々と降り改札を抜けた。
(はぁ~。何で私がこんなコソコソしなきゃならんのさ!!悪い事してるみたいじゃん。)
改札を出て地団駄を踏んだ。
『挙動不審』
耳元で囁かれてビクっと体が硬直する…
(誰?なんて聞かなくてもわかる…会いたくなかった…けど会いたいの方が大きい…嬉しい…泣きそう…)
振り返ると一夜先輩…
一夜
『お前の駅ここ?なんかすげーな!こんな事ってあんだな。』
ニコっと笑う。
私も満面の笑みを一夜先輩に向ける。先輩は一瞬ビックリした様な顔で私を見つめた。
私は恥ずかしくて顔を背ける。
私『そそうですね!ホント偶然!すごいビックリです!』
一夜
『遅いし送ってやる。家どっち?』
私達は何でもない話をしながら私の家まで歩く。
その時近くの公園を先輩が指差す。
一夜
『久々にブランコのりてー!ちょっと乗ってこーぜ。』
私『ふッ。子供…』
私達はブランコに座った。
最初のコメントを投稿しよう!