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家に着いてしまった。
(残念……もっとこの人といたい……話したい……)
私『ありがとうございました。ホントに!』
一夜
『ん!』
頭をぐしゃっとされる。
(何とも思ってないなら触らないで…)そう心では思うのに振り払うのはおしいと思ってる自分がいる…
私『じゃぁおやすみなさい。』
一夜
『おー。』
私は一夜先輩が歩き出すのを確認して家に入ろうと一夜先輩に背を向けた。
その時…
一夜『ユリ!!!!!!』
すごく大きな声で私を呼ぶ。
振り返ると一夜先輩がニコニコしていた!
一夜
『おやすみ!!またな!』そう言うだけ言って帰って行った。
(名前…初めて…またなって、またがあると思っていいの?
ホントは今日、駅で出会ったあの時から運命だと思いたかった。でも思わない様に自分の感情を押し殺した。なぜなら一夜先輩…アナタの目に映るのはセナさん…でもごめんなさい…もぉ止まらないこの恋…もぉ抑えられないこの気持ち…。)
私は一夜先輩の背を見つめ、少し涙ながらにボソッと囁いた…
私『止まんないよ…どうすればいい?…せんぱい…くるしいよ…こんな時でも先輩に頼っていいんですか?教えてください…』
会ったその日に好きになる事もある。と周りの皆はよく言う。
そんな事あるわけないと思った。
でもたった1日でどぉしよぉもない位、虜。
そんな事があると教えてくれたのは…虜にしたのは…アナタ。
第一印象や外見からは想像出来ない優しさに、その笑顔に虜にされたのは、私。
もしこれが運命じゃないとしたら?
そんなの、これから私がつくってやる。
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