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教室に行くとまだマイとマコトは来ていなかった。
(私が早い時間に来たんだもん。まだ来てないに決まってるか。)
暫くしてから教室に甲高い声が響く。
マイ
『ユリおはー。』
マイ&マコトが入ってきた。私達は3人同じクラスになり、もちろん超仲良し!
私『おはー。』
マイ
『何で今日先に行ったのさー。』
私『2人の貴重な時間をつぶしたくないのだよ。』
マイ
『何それー。超今更じゃん。』
3人で笑って話してると、ふと駅の事を思い出した。マイ&マコトにその話をした。
マイ
『感じわるー。助けてあげようとしてる子にする態度?』
マコト
『マジで気分悪かったんじゃぇの?だから最後にちゃんと礼言ってたんだろ?』
私とマイとマコトでそんな事を言い合ってるとマイが
マイ
『イケメンだった?』
私『え!!なななんで?』
マイ
『いや~運命的な出合いだからイケメンなら超ラッキーじゃーん。で、どぉだったの?』
私『キレィな男の子だったけど、やっぱりバカにされたのがヤだ。性格わるい!』
マイ
『えぇ~見たかったなぁ!どこの学校とかわかんないの?名前とか制服とかさ!』
マイは見た目もかなり派手で性格は超ガサツだけど、友達思いな奴。それに昔からイケメン大好きなのでいつもこんな感じ。
私『会話ほぼしてないし、すんごいチャラチャラしてたから制服も当てにはならない。名前は言ってたけど知らないもん!』
マイ
『何で名前は知ってんのさ?』
私『俺、神崎一夜~って。また会ったらいいなって。去り際に言われた。』
マイとマコトが目をひらいて黙る。
私『なに?』
マコト『ユリお前、神崎一夜って…俺たちの先輩じゃん!3年!!』
私『はぁ?3年って…高校入って間もないのに、なんで知ってんの?』
マイがため息をつきながら口をひらいた。
マイ
『始業式で遅れて来た派手な先輩達5人ぐらい舞台あがらされてたじゃん!!その時、校長が神崎一夜って怒鳴ってたでしょ!』
私『知らないよ!私始業式だるくて下向いてたらウトウトしてたから…』
マイ
『髪の毛が超明るくて刈り上げみたいに左側をピンで止めまくってたなかった?』
私
『茶髪だったけどピンでなんか止めてなかったよ?』
また2人は黙った。
私『何でまた沈黙?』
マイ
『いや!ホントに神崎先輩ならラッキーじゃん。超カッコイイし、モテそうだし優越感にひたれる!!』
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