運命の日

7/9
前へ
/334ページ
次へ
そんな会話を曖昧にしながら授業中。 (思い返してみると「そのブレザー」って確か今朝言ってた様な?同じ高校ってわかってたんだ!だったら余計優しくしてよね!私後輩じゃん!) そんな事を色々考えてたらいつの間にかお昼!! マイマコト 『ユリ食堂?』 私『購買!!』 マイマコト 『了解!いってらっしゃ~い。』 (貴重な昼休みだから早くしないと。) 私は足早に階段を駆け足で降りて購買に向かった。 階段も面倒で5段程上から飛んでみた。 その時!!! 誰かがいきなり出てきた。 ドンッ!!!!! 結構な勢いでぶつかり倒れてしまった。 (いたぁ~。) 少し頭がフラっとしたのでそのまま横になっていると頭の上の方で男の人の声が… 男の人 『大丈夫ですか?よかったらこれ!』 とハンカチを差し出してくれた。 (ハンカチ…優しい人。…ん?私のハンカチ!) バッと身体を半分だけ起こした!!! 私『神崎一夜!!!…せんぱい…』 一夜 『そんだけ元気なら大丈夫だな!ハンカチ忘れてたから返せてよかった!洗ってねーけど!』 その場でボーッと座っていると、一夜先輩の視線が私の目から下におりていった。 一夜 『パンツ見えてんぞ。ハハハ。』 平然とそんな事を口にされ、私は慌ててスカートをおさえた。 (ヤだ!この人が笑うと心臓がすごく脈をうつ…何なの!もぉ~!)
/334ページ

最初のコメントを投稿しよう!

534人が本棚に入れています
本棚に追加