『 あと 』

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「はい、これ」 「ん、毎度あり」 お札を受け取って、彼女は無邪気に笑った。 下着姿、まだ濡れた髪が何だか色っぽい。 「ね、ひよりっちって日焼けフェチでしょ?」 財布を鞄にしまいながら一言。 ……急に何を言い出すんだか。 「今日胸ばっかり見てた。焼けた肌と水着の部分のコントラストが良いんだよなぁ、って顔してたよ?」 「いや、そんな事は、別に」 図星だった。 本当、男って奴は分かりやすい生物だ、うん。
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