プロローグ

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 美奈は自分と同じ、もしくはそれ以上の能力を持つ智也に連絡をするためにケータイを探した。  いつもは机上で充電器に置いているが、今日は見当たらない。    (そうだ、昨日は零と寝る前までメールしてて、それから、えーっと。)  美奈は枕や掛布団をずらしたりしながら探したが、ケータイは中々見つからなかった。  そんな中、美奈の足元でケータイのバイブ音が微かに聞こえた。  (あんな所にあったんだ。私ったらどんな寝方をしてたんだろ。)
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