お菓子屋さん

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店員「この世にイケメンと金持ちの嫌いな女なんていないわ」 青いカクテルドレスにそれに合わせたカバンと靴さらにネックレスにキラキラのティアラ タクシーから降りた時どこのお嬢様かと見間違える程だ。 黒アノ「これはまた気合い入ってるな」 こちらはシンプルな黒のタキシード、長身もあってそれなりに似合っている。 執事「とてもお美しいです」 執事らしくタクシーから降りるとき彼女の手を引いてあげるのはいつも店で働いている執事 彼はいつものスーツの格好だが場所が場所なだけに違和感がない。 アシスタント「素晴らしい着こなしですね」 そう声をかけるのはいつも店で働いているオーブンアシスタント 彼もいつもと違いお洒落なスーツを着ている。 店員「ありがとう」 そうして彼女達が向かうのは豪勢なホテルのパーティー会場。 店員の友人の誘いで参加する事になったクリスマスパーティー。 何でもお金持ちとイケメンや有名な人達も沢山参加しているらしい。 黒アノ「お金持ちとイケメン、お前の大好物だな」 店員「もちろんよ。ここで素敵な彼氏をゲットして見せるわ」 黒アノ「おー頑張れ」 店員「今夜は一人じゃ帰らないわよ!」 アシスタント「いやー凄い気迫素晴らしい」 受付を済ませると案内に従い階段を上がり廊下を渡って扉の前までくる。 店員「さあ狩りの時間よ!」(ベキバキ) 黒アノ「怖いな」 執事「あれは飢えた肉食獣の目ですね」 アシスタント「ホントに食べちゃいそうな不陰気」 中に入るとこれも豪華な作りで高い天井にどでかいシャンデリア目が眩むほど眩しい。 絨毯もフカフカで少し落ち着かない。 おまけに音楽隊の生演奏まである。 アシスタント「これは凄い」 黒アノ「別世界だな」
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