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―――――――喫茶店
少し寂れた喫茶店にスーツを着た青年と少女がいた。
青年はパソコンを見ていた、少女はジュースを飲みながら新聞を読んでいた。
すると少女が、
「何か情報はあったか……黒夜(クロヤ)」
黒夜と呼ばれた青年……髪は漆黒で淀んだ緑色をしていた。
「何にもないよ……織丸(オルガン)」
織丸と呼ばれた少女……綺麗な蒼い眼をしており髪は銀髪で腰まで届く長さだった。
「あっ、これを見て…」
黒夜はパソコンのあるサイトを織丸に見せた。
そこには男女が肝試しを行っている動画がアップされていた。
動画は途中途中で途切れている場面があった。
「これがどうした？」
「このあと、この肝試しをやった全員が行方不明になっている……」
「それは確かか？」
「多分……ちなみにこの肝試しが行われている場所は有名でここで肝試しをやった奴はほぼ行方不明になっているらしい……」
「それも偶然かもしれないぞ……」
「でも念のため行ってみようよ……」
「……分かったよ」
二人は立ち上がり喫茶店を出た。
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