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「 なぁ理事長 」 「 何かな 紅ちゃん 」 俺に呼ばれたのが嬉しかったのか笑顔で答えてくる理事長 「 ここに来るまでにさーすっげー迷ったんだけどこの学園どうなってんの ?? 」 理事長は一つ咳ばらいをすると淡々と話はじめた 「 まずこの学園を説明しようか ここは全寮制男子高校 そしてこの学園の9割がホモ 1割が バイ . ノーマルの人達がいるんだ 次は学園の構造についてだけどまず 一階が食堂 二階が1 ~ 3年の教室及び職員室と生徒会室や体育館等があるよ 三階が温室や庭園とかがあるよ 暇があれば行ってみてね まだまだあるから そして四階が一般生徒の寮 五階が生徒会寮及び職員寮 六階が特別寮 紅ちゃんのような首席の人達が入る寮 そしてここ七階が理事長室だよ 他は .. あー 双冥の生徒や他の族の人達が ―…… 」 俺は長ったらしい説明を聞いている最中に寝ていた 途中から耳すら傾けていなかった 「 スー .. スー .. 」 規則正しい寝息をたてている 「 全く .. しょうがないなぁ 」 理事長は苦笑しながら理事長室にあるもう一つの部屋へ俺を運びベッドの上に寝かせ布団を被せた 「 紅輝が人の前で寝るのは私の事を信頼してくれているからだよね .. ? 」 俺は自分が心を許した相手じゃなければ決して人前で等寝ない 「 かーわい .. 」 そう呟き布団の上からではあるが左肩を触りながら悲しそうな顔をしていた 心地よく寝ていた俺はそんな呟きも理事長が悲しそうな顔をしている事も知るはずがない  
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