時を超えた蝶。

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時を超えた蝶。

「蝶。愛しとるよ…」 辛そうな顔で呟く月都に、蝶は必死で抑えていた涙が溢れていた… 「月…都…ごめ…ね…あり…が…」 涙で滲んだ言葉は最後まで伝える事はできず、うっすらと透けていく蝶はやがて… 月都の前から消えてしまった。
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