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医務室であることを思い出し、俺は慌ててアイツから体を離した。
「おまえっ、後からこいよっ」
「はいはい。何気にしているかわかりませんけど。それじゃあ、また夜に昨日の場所で」
萩原はクスクス笑って、俺に手を振った。
火照る頬をおさえ、ズンズンと部屋に戻る。
ズン
ズンズン
歩けば、歩くほど顔が熱くなっていく。
「うがあーー!!」
言葉にできない羞恥によって頭をガシガシッと掻くと、克也はびびって俺を見てきた。
「ま、また俺の首を締めるのはやめろよ?」
その言い草がムカついたので、首を締めずにケリを食らわした。
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