記憶の片隅に

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そんな中で川の近くに座って俯いている子がいることに気づいた。 少し肩が震えてる? どうしたんだろ? 気になった私は近づいて、「どうしたのぉ?」と聞いてみた。 私はびっくりした。 「泣いてるの?」 そう、その子は泣いていた。 「うん…今日ね…ヒック…僕のお父さんとお母さん…ヒック…死んじゃったの…ヒック…」 「えっ…?」 私は何も言えなかった。 その子はまた「ヒック…」と俯いて泣いてしまった。
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