記憶の片隅に

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「うん…ヒック…ありがとう…ずっと大切にするね」 男の子は両手で栞をギュッと握った。 「うん、約束だからね!じゃあ私はもう行かなきゃ」 「あっ、待って、名前は何て言うの?」 「かなえだよ、まきはら かなえ。君は?」 「僕は、なんばな みなと、えっと…かなえちゃん?僕もう泣かないように頑張るからね!」 「うんっ!頑張ってね、ばいば~い」
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