一(笑)目 やめて!アタシ……素手で貴方の内臓えぐり(略)

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八月の初頭。 こんな馬鹿みたいに暑い日は、エアコンのおかげで冷えた自室に篭ってゲームでもしたいものだが、そうもいかない。 この夫の所為で。 あ、いや、語弊がある。 まだ結婚していないので現時点では夫ではない。 将来、結婚し夫婦になるのだ。 良いよね夫婦って響き。 俺好きだよって閑話休題。 ともかく、この男の所為で俺は、俺達は外出している。 「いやー、やっぱり動物園って良いよね! あ、ほらあそこにペンギンがいるよ!」 「………可愛いね」 俺は棒読みだった。 てか、こらロリコン。 どさくさに紛れて乳を触るな匂いを嗅ぐな殴るぞ! どさくさに紛れてねーんだよ!! 「………ハルなんか怒ってる?」 「当たり前だろ! こんな馬鹿みたいに暑いにこんな場所に連れてきやがって!」 「ハ、ハルが喜ぶかなって」 「嘘つけ! どうせヨミさんのことだから汗の匂いとか嗅ぎたかっただけだろ変態がっ!」
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