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少年を交番に連れて行く。
「一体何が起きたの?」
優しく訪ねる。
暫く沈黙が続く。お茶を差し出すと、一気に飲み干す健太。
「落ちたでしゅ。」
「?!」
この時気付く。この少年は言い方は悪いが障害者だと。
「誰が?」
平常心を保とうとするが、この少年に同情してしまっている自分がいた。
それが健太にとって問題では無いことを知るのはもう少し後だった。
「僕が落ちたでしゅ。お父さんとお母さんが助けてくれたでしゅ。」
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