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美沙の劇的な変化
ふっ、と目を開けると
真っ白な天井………
…ここ…は??
母「美沙、起きた??」
母「いきなり寝るからビックリするわ」
っと、ふふと笑う母
いや……
寝てはいないやろ…
どう、考えても気絶…!!
父「お前は、昔から、いつでも、どこかしこでも、どんな場面でも寝れる器用な子やからな!」
母「そやそや、ふふふ」
何か微笑ましい感じになってるけど言うてること奇っ怪やから自分ら……!?
母「なぁ~~あんた、ここどこか分かってる??」
父「リゾートと地違うぞぉ」
何を言うてねん、この親父!!
美沙「見たら分かるわ」
だいたい頭がハッキリしてきた、だいたい思い出してきた……
ハッ、と飛び起きる
美沙「かっ!!!」
慌てすぎて舌を噛む
あだっ!!!!
母が目で訴える、その目を辿ると、和樹は横のベッドで息ずき眠っていた…!!
父「美沙が寝てから、大変やってんぞ」
美沙「いや、だから寝たん違うしそんな奇っ怪な技持ち合わせてないし……。」
母「またまたぁ~照れちゃって」
美沙「どー言うことやねんどーでも、いいけど、ちょっとちゃけ過ぎじない?」
父「和樹は、もー大丈夫やそーや、もう少ししたら、すぐ起きるやろう言うてたわ」
本間に助かってんや!!
もー大丈夫やねんや!!!
っと、安心してるそばから母がくちを開く!
母「あんたが寝てからが大変やってんで」
引っ張るなぁ~
もういいや…。
父「先生がな誤診してしまった言うて、上の位の先生まで来て土下座しはるからビックリしたわ」
母「そーそー、最初は私も気が動転してて、責めてたんやけど、お父さん以外に落ち着いてて、和樹が息をひきとった姿は自分達も見て納得したって」
父「そや、和樹は一時確かに死んだんや、どー見ても誰の目から見ても変わらん」
母「って言って、もうイイって言うから、私なんや頭にきて、お父さん責めてんそんなんで、かたずけられることじゃないって」
母「でも、お父さんが和樹は多分、一回死んでん、でも美沙のあまりの嘆きに帰って来たん違うかって!お母さんも、そーなんかもって納得してん」
美沙「ふ~~~ん、何かよく分からんけど訴えてお金取った良かったのに。」
父母「…………。」
母「あんた相変わらず最低やな。」
父「和樹が生きてたら、もうええ」
確かに!!!
ベッドから降り和樹に寄っていく………
和樹の顔を覗きこむ…
本間に生きてて良かった!
そー言えば、あの男の子何処行ってんやろ?
やっぱり幻…?
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