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なな)「よろしく…。」
楠)「おっ、なんだお前達、知り合いなのか?」
ゆかり)「えぇ、昨日知り合ったんですけど。」
楠)「なら、清水、教室まで案内してやりなさい。」
ゆかり)「はい、わかりました。では、失礼します。」
楠)「うむ、頼んだ。」
先生はささっと急ぎ足で校舎へと消えていった。
ゆかり)「では、どうぞ。」
「うん。」
ことは)「いや~、まさか京也が来るななんて、びっくりしたよ~。」
なな)「コクリ…。」
はるか)「全くねぇ、なんで教えてくれなかったのよ。」
「いや、よく知らなくてさ。俺もびっくりしたよ。」
ゆかり)「でも、よかったですね。」
「あぁ、ホントに。」
みんなとワイワイ話していると教室についた。
ゆかり)「さあ、着きましたよ。」
そこには数名の生徒がいた。
?)「よっ、おはよ。」
ことは)「あ、晴信君、おはよお。」
晴信と呼ばれたこの男、髪を左右対象にしている。イケメンというほどでもないか。
晴信)「?、見かけねぇ顔だな。転入生か?」
ことは)「そうだよお。」
晴信)「ふ~ん、俺は永森晴信、よろしくな。」
「うん。俺は搭条京也、京也でいいよ。よろしく。」
人通り自己紹介が終わったとこで先生が入ってきた。
楠)「はい、おはようございます。もう知ってるかもしれないが、転入生がいます。搭条君、前へ。」
「は、はい。」
やっぱりみんなの前だと緊張する。出来るだけ自然にやってみせた。
「搭条京也です、東京から来ました。よろしくお願いします。」
?)「東京だって~。」
?)「トカイ人じゃん。すげー。」
なんかザワザワしてきたな。
楠)「はい、みなさん、仲良くしてくださいね。」
生徒)「は~~い。」
ホームルームが終わり、いろんな生徒から質問攻めにあった。噂を聞き付けたのか、上級生や下級生までもがクラスにやっくるありさま…。
その日、俺は質問攻めに墜ちていった。
帰り道、ゆかり、ことは、なな、はるか、そして、晴信と別れたあと、一人ポツポツと歩いていた。
「ちょっと探検でもしてくかな。」
俺は、いろんなとこが見たくて、歩き回っていた。
「あれっ?ここどこだ?」
気づいた時には森のなかにいた。迷子になってしまった。太陽もそろそろ傾きはじめ、携帯をみたら4時になっていた。俺は焦って、いろいろ歩き回った末、ある、社のある土地にでた。
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