第三拾話 神の子 前編

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踵を返し急いで玄関のドアノブへと手を掛けるがあの声が頭を過る。 『カエレ…』 そして直ぐに 『済ませてこい…』 巌さんの言葉が思い浮かぶ。 済ませる?何を? ふと置いてある塩と清酒に目が行く。 普通の霊ならば清める塩と清酒は嫌うはず… でも一か八か… 急いで手を洗い、清めて家の中へと入っていった。 リビングへと入って目にした光景
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