第三拾話 神の子 前編

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巌さん『あの子は後者にあたる。あの子の理性とか人格はこれっぽっちも残っておらんよ…』 俺『それで除霊したら元に戻るん?』 巌さん『ここまで取り憑いているとわからん…精神がもう壊れているかも知れん…。ダマとはそう言う意味だ。』 俺『ダマって何なん?』 巌さん『ダマとは魂…その人の命そのものの事…。さっきのは要するに死んでと言う意味。』 俺『…………』 なんとなく雰囲気はわかっていた。 あの目…行動… 死以外に望んでいる雰囲気では無かった。
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