第三拾話 神の子 前編

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家に帰り巌さんの部屋で話すことになった。 巌さん『お前を連れて行ったのは見学のためじゃない。お前があの仕事をやれ…』 俺『はぁ?巌さんに出来ない事が俺に出来るはずがないやろ?』 巌さん『あの子に取り憑いている霊は自分の事を神だと思っている。言うだけあって力も半端ない…』 俺『出来るはずないって…それに相性悪いし…』 巌さん『今俺が知っているやつの中でお前が一番近い。お前はただ力の使い方を知らんだけ…』 そう言われてもわからんものはわからん。 俺『無理』 巌さん『やれ』 俺『無理だって』 巌さん『やれ!お前しかおらん!』 俺『だから無理だって!テレビとかに出てる有名な霊媒師とかに頼めばいいやん!』 巌さん『お前は何も知らん言える。まぁえぇわい…俺が言ってるのはお前ならまだ助けられるって事…。助かるのを助けないんか?』
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