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「こんばんは。いやー、霄瓊ちゃんはいつも可愛いね。羨ましいぜ、静嵐。このこの!」
そう言いながら、相変わらず仏頂面の静嵐を肘で突く。
近付く者を威圧する雰囲気を纏う静嵐に、此処まで気安く出来るのはこの湧碕位だろう。
「ったく、何でお前はそういつも可愛い娘とか美人を連れて歩いてるんだよ。ずりーよなあ。俺だってかなりイケてると思うんだけど。なあ霄瓊ちゃん」
「え?ええと、はい」
いきなり返答に困る話を振られ、慌てて霄瓊が頷く。
「余計な事を話すな。それより最近はどうだ」
「な、何だよ!親友の話を余計とはひどいだろ!」
「人の質問に答えろ」
「その前にモテる方法教えろよ。そうしたら答えてやらないでもないぜ?」
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