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それと。
「なぁ、小嶋…
昨日かみさんから届いたんだ…」
鞄から取り出した封書を小嶋の前に差し出した。
「見ても…いいん?」
僕が頷くと、小嶋は封筒の中から三枚の書類を取り出し、食い入るように見つめていた。
その様子をビールを流し込み、見つめる。
「ちょっ…これ!!
こんな事許されるんっ!?」
小嶋がいきなり大声で叫ぶもんだから、僕は人差し指を口に当ててたしなめた。
「声デカイ!」
「あっ…ごめん!
でもさ~!娘さん達が成人するまで絶対離婚はしないって言ったん、奥さんの方やったやん!?
こんな勝手な……しかも口止め料って、酷ない?」
僕は力なく笑った。
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