最終章

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「ったく…世話がやけるな…」 僕は立ち上がり、ドアに凭れて膨れっ面を見せる小嶋を抱き抱えた。 「ちょっ…!なにするんよっ!」 暴れ馬のような小嶋を少し乱暴にベットへ下ろし、まさに馬乗りになる。 「ちょっと!真っ昼間から何考えてんの!! 離してよ~!離して!」 そんな言葉とは真逆に全く抵抗する様子のない小嶋。 本当はこうして欲しかったのがバレバレで、なのに自分ではそれに気付いていないところがまた可愛い。 拗ねた小嶋のブラウスのボタンを無言で外していく。 「ちょっ…ちょっと、本気!? 蒼太とお母さんが…」 「いないよ? さっき出掛けていった…から、本気!」 「ヤダ!こんな風にすれば簡単に私を誤魔化せるとでも思ってるん!?バカにしてる!」 それでも構わずに、僕は彼女の白い柔肌に口付けた。 .
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