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「え……ちょっと!モナ!!」
「ヒナは黙ってて!
私、父親はもう居ないってずっと自分に言い聞かせてきたし、お母さんにもそうしろって言われてたし…
お父さんが私らの事嫌ってるのも知ってるから…別に今さら逢いたくなんかなかったし。
でもヒナがどうしても逢いたい!言うから、今日来てもらったんです!」
「モナ!!もうやめようや!
お父さんはそんな人ちゃうって、何回言うたらわかるん?」
「お母さんがどんだけ苦労して私らを売れさそうとしたかヒナも知ってるやろ!
それを…お母さんがマネージャーから降りた途端、テレビで父親と対面なんか…裏切りもええとこやん!」
それまで娘との14年ぶりの感動的な対面を思い描いていた僕は、打ちのめされたような気分で黙って2人のやり取りを聞いていたが、ここで初めてモナに口を開いた。
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