最終章

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「モナ。大人になったな… ヒナも、よく頑張ったな… お父さんは、そんなオファー受けるつもりはないから、安心しろ。 お母さんに感謝するよ。 2人をここまで育ててくれて、子役だけで終わらないように動いてくれて…本当に感謝してる。 ただ、モナ。 お父さんは2人の事を嫌った事なんて、一度もないよ? 2人の事はいつも心配していたし、想っていたよ…」 ヒナはお父さん!と目を潤ませながら、僕の腕にしがみついてきたが、モナは一度も目を合わせてはくれなかった。 「じゃ、話は終わりやね! 私は楽屋に戻るわ…ヒナ、行こ」 モナは素っ気なくそう言って、席を立った。 .
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