234人が本棚に入れています
本棚に追加
「モナは英語で99点、ヒナが100点取って、1点の差で負けたモナ、悔しかっただろ?
モナは負けず嫌いだから相当努力しただろうし、ヒナはのほほんとしているように見えて陰で努力したんだろうな。
お父さん、英語なんて全くだから2人を尊敬したよ」
黙ってそっぽ向いていたモナが、初めて僕とちゃんと目を合わせた。
「なんで?誰に聞いたんよ!」
ちょっと照れ臭くなって僕は微笑んだ。
「モナとヒナ2人から聞いた。
聞いた…というより、読んだって言うのかな」
するとヒナがパチンと手を合わせた。
「あ!もしかして…お父さん私達のブログ読んでくれてたの!?」
キラキラした目を注ぐヒナに、僕は頷いた。
「毎日欠かさず読んでたよ。
1日でも更新がないと、忙し過ぎて倒れたんじゃないかって心配したもんだ」
モナの表情が少し変わる。
.
最初のコメントを投稿しよう!