最終章

18/32
前へ
/159ページ
次へ
「モナは英語で99点、ヒナが100点取って、1点の差で負けたモナ、悔しかっただろ? モナは負けず嫌いだから相当努力しただろうし、ヒナはのほほんとしているように見えて陰で努力したんだろうな。 お父さん、英語なんて全くだから2人を尊敬したよ」 黙ってそっぽ向いていたモナが、初めて僕とちゃんと目を合わせた。 「なんで?誰に聞いたんよ!」 ちょっと照れ臭くなって僕は微笑んだ。 「モナとヒナ2人から聞いた。 聞いた…というより、読んだって言うのかな」 するとヒナがパチンと手を合わせた。 「あ!もしかして…お父さん私達のブログ読んでくれてたの!?」 キラキラした目を注ぐヒナに、僕は頷いた。 「毎日欠かさず読んでたよ。 1日でも更新がないと、忙し過ぎて倒れたんじゃないかって心配したもんだ」 モナの表情が少し変わる。 .
/159ページ

最初のコメントを投稿しよう!

234人が本棚に入れています
本棚に追加