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「あっ!!」
たしかにお昼から
ミーティングが
予定されていた気がする。
しかも、そのミーティングは
鬼戸先輩もいるはずだ
『怒られる!!』
そしてあたしたちは
それぞれの課のミーティング
へと、向かった
編集・企画課についた
あたしは
ミーティング室の扉を
そーっと開いた
「失礼しま-す」
ミーティング室には
張り詰めた空気が漂っていた
そして奥にひときわ
空気を張り詰めさせる人物が
足を組みイスに座っていた
「よう。嶋~朝に引き続き
今度はミーティングの遅刻か」
鬼戸先輩の冷ややかな
笑顔にあたしの顔は引きつる
「す、すいません」
こうなると本当に
あたしは謝るしかない
あたしの様子に
先輩は頭に手をあて
ため息を吐いた。
「まぁいい。お前は
これから取引をしにいって
もらう」
「取引…ですか?」
ま、とりあえずついて来い。
と先輩は詳しいことは
何もいわず車にあたしを
押し込めた。
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