女性の憧れ

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と、突然先輩がアクセルを 踏む。 「ひゃあ!!」 あたしは、思い切り 自分の足を踏んで しまった。 「痛いですよ~先輩(泣)」 すると先輩は笑いながら 「うかれてんなよ。バカ 今から、その神崎先生に うちの出版社と契約してもらえるように、頼み込むんだからな」 あの人気小説家に 契約してもらうなんて とんでもない大仕事だ。 「大変ですね~。先輩。 お気持ちお察しします! あたし頑張ってサポート しますね!!」 すると、思い切り 頭をたたかれた。 「バカ。お前が契約とんだよ」 「えぇ!!」 その時ちょうど車が 止まった。 車の止まった場所は 高級ホテルの前、さすが 人気小説家のいる場所だ。 「いくぞ」 先輩はすたすたと 歩いていってしまう。 「ちょ、先輩!あたし 無理ですよ!!…って足痛い~」 あたしは少し足を 引きずりながら先輩の後を 追ってホテルへ入った。
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